人に期待しすぎない生き方|期待と現実の違いに振り回されない3つの方法

人への期待を手放し、自分の人生を前向きに歩もうとする人のイメージ メンタル・思考

以前の私は、人に期待することが多かったように思います。

仕事仲間や上司に対して、「きっと分かってくれる」「こうしてくれるだろう」と考えていました。

期待した返事が返ってこなかったり、思っていた態度を取ってもらえなかったりすると、裏切られたような気持ちになることがありました。

職場への不満が積み重なると、「自分がいるべき場所はここではないのかもしれない」と考え、転職を繰り返してきた部分もあります。

最近になって、自分の考え方を見直すようになりました。

相手が思い通りに行動してくれることを、当たり前だと思っていたのかもしれません。

この記事では、人に期待しすぎると苦しくなる心理と、その対処法を紹介します。


人に期待しすぎると苦しくなるのはなぜ?

私自身、これまでの人生でさまざまな期待をしてきました。

  • 静かな住宅街に引っ越せば、落ち着いて暮らせると思っていた。
  • 結婚すれば、幸せな家庭を築けると思っていた。
  • 転職すれば、今度こそ自分に合った職場で働けると思っていた。

実際には、思い描いていた通りにならないこともありました。

心理学には、「期待違反理論(Expectancy Violations Theory)」という考え方があります。

人は相手の言動について、これまでの経験や関係性などから「きっとこうするだろう」と予想しています。

その予想と実際の言動が違ったとき、驚きや戸惑いが生じることがあります。

期待違反理論では、予想と違う言動が起きたとき、その出来事や相手をどう評価するかによって、受け止め方が変わることも説明されています。

例えば、上司から予想外の厳しい言葉をかけられた場合です。

自分の成長を考えての指摘だと感じることもあれば、理不尽な叱責だと感じることもあります。

同じように予想と違う言動でも、相手との関係や状況によって受け止め方は変わります。

期待違反は、必ずしも悪い結果を意味するものではありません。予想以上に親切にされて、うれしくなることもあります。

期待が外れたときは、相手の言動だけでなく、自分が何を期待していたのかにも目を向けてみます。

期待と現実の違いを理解することで、相手との関わり方を考え直すきっかけになると思います。


「期待しない」と「諦める」は違う

人に期待しないというと、誰も信用せず、最初から何も望まないことのように感じるかもしれません。

例えば、家族に自分の気持ちを理解してほしいと思うことがあります。

自分の考えを伝えても、相手が理解してくれるとは限りません。

理解してもらえないからといって、良い関係を築きたいという気持ちまで諦める必要はないと思います。

話し合う機会を作ったり、伝え方を変えたりすることもできます。

人に期待しすぎないというのは、相手の反応が思い通りにならないことも受け入れながら、自分にできることを考えることだと思います。


人に期待しすぎないための3つの方法

① 自分が何を期待していたのか確認する

相手に不満を感じたときは、何を期待していたのか考えてみます。

「頑張りを認めてほしかった」
「困っていることに気づいてほしかった」
「もう少し優しく接してほしかった」

自分では当たり前だと思っていても、相手は同じように考えていないかもしれません。

例えば、友人からの返信が遅く、不満を感じたとします。

自分は早めに返信することが礼儀だと思っていても、相手は急ぎの用事でなければ、時間があるときに返信すればよいと考えているかもしれません。

お互いの考え方が違えば、期待が外れることもあります。

自分が何を期待していたのか分かれば、相手に伝えるべきことも見えてきます。

その期待が、相手にとっても当たり前のことなのか、一度考えてみてもよいと思います。


② 「こうなるはず」ではなく「こうなってほしい」と考える

期待が外れたときの落胆を減らすために、物事の見方を少し変えてみます。

例えば、次のような考え方です。

「結婚すれば、幸せになれるはず」
「転職すれば、今より良い環境になるはず」

これを、次のように変えてみます。

「幸せな家庭を築きたい。そのために、お互いの考えを話し合っていきたい」

「今より働きやすい職場を見つけたい。そのために、転職前に職場の情報を集めたい」

期待した結果が必ず得られると思うのではなく、望んでいる結果に向けて自分が何をできるか考えるという方法です。

私自身、転職を繰り返してきた経験から、環境が変わればすべてが良くなるわけではないと感じています。


③ 期待が外れたあとに、どうするかを決める

期待通りにならなかったとき、相手や環境への不満ばかり考えてしまうことがあります。

例えば、家族に自分の気持ちを伝えたのに、理解してもらえなかった場合です。

もう一度、落ち着いて話し合うのか。
少し時間を置いてから伝えるのか。
相手との考え方の違いを受け入れるのか。

相手の反応は自分で決められませんが、その後の行動には選択肢があります。

相手の言動に問題がある場合は、無理に受け入れる必要もありません。距離を置くことが必要な場合もあります。

期待が外れたという理由だけで、すぐに結論を出す必要はないと思います。

相手を変えることばかり考えるのではなく、自分がどうしたいのかを基準に行動を選んでいきたいです。


期待通りにならなくても、自分の望む人生を考える

以前の私は、期待が外れると、相手や環境を変えることばかり考えていました。

今は、自分にできることを考えるようにしています。

これからも人を信頼し、誰かと幸せな未来を築いていきたいと思っています。

思い通りにならないことがあっても、自分が望む人生を諦めずにいたいです。

参考文献・参考資料

Burgoon, J. K.(1993).
Interpersonal Expectations, Expectancy Violations, and Emotional Communication.
Journal of Language and Social Psychology, 12(1–2), 30–48.

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