一度決めたことを、途中で変えるのは苦手ではありませんか。
「せっかくここまで続けたのに」
「途中でやめたら失敗になる」
「今さら方向を変えてもいいのだろうか」
そんな思いから、自分に合わなくなったことでも続けてしまうことがあります。
私自身、以前は一度決めたことは最後まで続けるべきだと考えていました。
転職や婚活を経験する中で、続けることが必ずしも正解ではないと感じるようになりました。
この記事では、一度決めたことを変えにくい心理と、途中で方向を変えることについて、私自身の経験を交えながらお伝えします。
一度決めたことを変えられない心理
何かを長く続けていると、途中でやめることに抵抗を感じることがあります。
その背景にある心理の一つが、サンクコスト効果(埋没費用効果)です。
これは、すでに費やした時間やお金、努力を惜しむあまり、今後の判断にも影響してしまうことです。
例えば、長年働いた職場を辞めようと思っても、「ここまで頑張ってきたのだから、今さら辞めるのはもったいない」と考えてしまう。
結婚相談所でも、時間やお金をかけた分、ほかの方法に変えることをためらうかもしれません。
続けることで成果につながることもあります。
これまで続けてきたという理由だけで、今後も続けるべきなのか。
一度立ち止まって考えてみることも必要だと思います。
方法を変えることは、目標を諦めることではない
私自身、再婚を目指して約1年半、結婚相談所で婚活を続けていました。お見合いを重ねましたが、思うような結果にはつながりませんでした。
結婚相談所で相手を見つけたいという思いが強く、ほかの方法を試すことには抵抗がありました。
思い切ってマッチングアプリを始めたところ、出会いがあり、現在は再婚に向けて話を進めています。
結婚相談所をやめたからといって、結婚を諦めたわけではありません。再婚したいという目標は変えずに、そこへ向かう方法を変えただけです。
今振り返ると、もっと早く別の方法を試してもよかったのかもしれません。
一つの方法でうまくいかなかったとしても、それまでの経験が無駄になるわけではありません。
結婚相談所での経験があったからこそ、自分がどんな相手と一緒にいたいのか、以前よりも考えられるようになったと思います。
今の自分に合った選択をする
私はこれまで何度も転職してきました。
新しい職場に入るたびに、「今度こそ、ここで定年まで働こう」と思っていましたが、時間が経つと辞めたいと感じることもあり、実際に転職を重ねてきました。
以前は、人間関係が嫌になって職場を離れたこともあります。
最近は、自分がこれからどのように働きたいのかを考え、前向きな理由で職場を変えることが増えています。
働き始めたときには分からなかったことも、実際に経験することで見えてきます。自分の年齢や生活環境が変われば、仕事に求めるものも変わります。
以前の自分が決めたことに、いつまでもこだわる必要はないと思っています。
一度決めたことを変えるのは、勇気がいることです。
それでも、方法を変えたからこそ得られるものもある。今はそう感じています。
参考文献
Arkes, H. R., & Blumer, C. (1985). The psychology of sunk cost. Organizational Behavior and Human Decision Processes, 35(1), 124–140.


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