自分のためだけだと、なかなか頑張れない。
目標はあるのに行動に移せなかったり、途中で気持ちが薄れてしまったりすることがあります。
家族や大切な人のためだと思うと、これまでできなかったことにも挑戦しようという気持ちが生まれることがあります。
私自身、大切な人との将来を考えるようになってから、仕事や独立に向けて以前よりも積極的に行動するようになりました。
なぜ、自分のためだけでは頑張れなくても、誰かのためなら頑張れるのでしょうか。
この記事では、心理学の考え方をもとに、その理由と、誰かのために頑張りたい気持ちを行動につなげる方法を紹介します。
誰かのためなら頑張れる心理とは?
心理学には、「向社会的動機づけ(Prosocial Motivation)」という考え方があります。
これは、他人の役に立ちたい、誰かに良い影響を与えたいという気持ちが、行動する動機になることです。
心理学者アダム・グラントの研究では、他者の役に立ちたいという気持ちが、仕事そのものへの意欲と組み合わさることで、努力の継続や仕事の成果につながりやすくなることが示されています。
例えば、子どもの将来を考えて資格取得を目指したり、家族との生活をより良くするために仕事を頑張ったりすることがあります。
誰かの存在によって、自分が目指していることの意味が変わり、行動する理由がはっきりする場合もあるのです。
私自身、現在は精神科訪問看護ステーションの開業を目指しています。
以前から独立には興味がありましたが、具体的な準備にはなかなか踏み出せずにいました。
そんな中、大切な人ができたことで、「これからの生活をつくりたい」「大切な人を支えられる自分になりたい」という思いが強くなりました。
それからは、会社の設立方法や開業に必要な準備について、自分で調べるようになりました。
独立したいという以前からの思いに、大切な人を支えたいという気持ちが加わったことで、行動する理由がはっきりしたと感じています。
誰かのために頑張る気持ちを行動につなげるには?
やりたいことがあっても、なかなか行動できないときがあります。
そんなときは、目標を達成することだけでなく、その先にどんな人がいて、誰の役に立つのかを考えてみるのも一つの方法です。
例えば、「収入を増やしたい」という目標があるとします。
自分が豊かな生活を送りたいという理由もあれば、「家族と安心して暮らしたい」「子どもの将来の選択肢を増やしたい」という理由もあるでしょう。
誰のために、何のために収入を増やしたいのか。
そこを考えることで、目標に向かう気持ちが変わることがあります。
資格取得や転職も同じです。
資格を取ることで、誰にどんな支援ができるようになるのか。
転職することで、自分や家族の生活がどう変わるのか。
頑張る理由は、人によって違います。
家族のために頑張れる人もいれば、自分の興味や成長が原動力になる人もいます。
自分が何のためなら頑張れるのかを考えてみることも、行動するきっかけになると思います。
誰かのために頑張ることが、自分の目標にもつながる
誰かのために頑張りたいという気持ちは、行動する理由の一つになります。
私自身、独立を目指す理由には、大切な人との将来だけでなく、看護師としての経験を生かしたい、自分の力で挑戦したいという思いもあります。
誰かのために頑張ることが、自分自身の目標にもつながっている。
これからも、大切な人との未来を考えながら、自分が望む人生に向かって行動していきたいと思っています。
参考文献
Grant, A. M. (2008). Does Intrinsic Motivation Fuel the Prosocial Fire? Motivational Synergy in Predicting Persistence, Performance, and Productivity. Journal of Applied Psychology, 93(1), 48–58.


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