40代になって、友達と会う機会がずいぶん減りました。
若い頃は仕事帰りに飲みに行ったり、休日に友達と遊んだりしていましたが、今は普段から会う友達がほとんどいません。
喧嘩をしたわけでも、嫌いになったわけでもありません。お互いの生活が変わる中で、自然と会わなくなっていきました。
最近、久しぶりに友達と連絡を取り、飲みに行く話になりました。
友達と会う機会が減ったからといって、友達を失ったわけではないのだと感じました。
40代になると友達と会わなくなる理由
年齢を重ねるにつれて、仕事や家庭など、それぞれの生活環境が変わってきます。
結婚して家庭を持つ人もいれば、仕事で責任のある立場になる人もいます。子育てや親の介護などに時間を使う人もいるでしょう。
若い頃は気軽に会えていた友達とも、予定を合わせることが難しくなります。
心理学には、「社会情動的選択性理論(Socioemotional Selectivity Theory)」という考え方があります。
心理学者ローラ・カーステンセンらが提唱した理論で、人は将来の時間をどう捉えるかによって、人間関係で優先するものが変わるとされています。
将来の時間が十分にあると感じているときは、新しい人との出会いや知識を得ることを重視しやすくなります。
残された時間に限りがあると意識するようになると、親しい人との関係や、心の満足につながる時間を優先する傾向があります。
40代になると必ず友達が減るという意味ではありません。
年齢を重ねる中で、人間関係を広げることより、今ある関係を大切にしたいと感じるようになる人もいるということです。
友達と会う機会が減ったのは、人間関係が悪くなったからではなく、自分が付き合いたいと思う人や、時間の使い方が変わってきたからかもしれません。
友達と会わなくなっても、関係がなくなったわけではない
最近、久しぶりに友達とLINEをして、飲みに行く話になりました。お互い離婚を経験していて、今は以前より予定を合わせやすい状況です。
長い間会っていなくても、気軽に連絡を取れることが嬉しく感じられました。友達と会う機会が減っても、あまり寂しさを感じていませんでした。
私は訪問看護師として働いているため、毎日利用者さんやスタッフ、医療機関の方など、さまざまな人と接しています。
仕事で人と話す時間が長く、休日は一人でゆっくり過ごしたいと思うこともありました。
最近になって、仕事で人と関わることと、友達との関係は少し違うのではないかと考えるようになりました。
職場では毎日顔を合わせていても、仕事を辞めれば会わなくなる人もいます。
何年も会っていなくても、連絡を取れば以前のように話せる友達もいます。
会う頻度が多いから関係が深いとは限らず、会わない期間が長いから関係が薄いとも限りません。
久しぶりに友達と連絡を取ったことで、そんな違いに気づきました。
これからの友達との付き合い方
今は、無理に友達を増やそうとは思っていません。
たまには連絡を取り、都合が合えば一緒に食事をする。そんな関係を続けていきたいと感じています。
一人で過ごす時間が好きだからといって、人とのつながりが必要ないわけではありません。
友達の人数や会う回数よりも、今の人間関係に自分が満足しているか。これからも、そんな視点で友達との付き合い方を考えていきたいと思います。
参考文献
Carstensen, L. L., Isaacowitz, D. M., & Charles, S. T. (1999).
Taking time seriously: A theory of socioemotional selectivity.
American Psychologist, 54(3), 165–181.


コメント