10年以上前、どうしても彼女が欲しいと思っていた時期がありました。
なかなか思うようにいかず、一度恋愛から離れて仕事や筋トレに集中していた頃、スポーツジムで友人を通じて一人の女性と出会いました。
後に結婚し、離婚することになった元妻です。
当時は偶然の出会いに「運命なのかもしれない」と感じていました。
付き合っている頃から気になる部分はあったものの、十分に向き合わないまま結婚しました。今振り返ると、もう少し時間をかけて、お互いを理解する必要があったと思っています。
そんな過去の経験を振り返る中で、心理学の「確証バイアス」という考え方を知りました。
この記事では、自分自身の経験をもとに、人生の大きな決断で見落としがちなことについて考えます。
自分が信じたい答えを選んでしまう心理
心理学には、確証バイアス(Confirmation Bias)という概念があります。
自分の考えに合う情報を重視し、反対の情報を軽視してしまう心理的な傾向です。
例えば、恋愛で「この人は運命の相手だ」と思うと、相手のよい部分ばかりに目が向き、気になる部分を見過ごしてしまうことがあります。
仕事でも同じです。
「この会社に転職すれば人生が変わる」と思い込むと、給与や待遇などのよい条件ばかりを見て、気になる部分を十分に確認しないことがあります。
当時の自分が確証バイアスに影響されていたのかは分かりません。
結婚したいという気持ちが強かった分、二人の間にあったコミュニケーションの問題を、十分に考えられていなかったのかもしれません。
焦っているときに確認したい3つのこと
人生の大きな決断をするときは、次の3つを考えてみるのも一つの方法です。
① 自分に都合のよい情報だけを見ていないか
「これが正解だ」と思ったときほど、気になる部分にも目を向けてみます。
② 不安を解消するために決めようとしていないか
早く結婚したい。早く転職したい。早く今の生活を変えたい。
決断そのものが目的になっていないか、考えてみます。
③ 今すぐ決める必要があるのか
期限がある決断もあります。
急ぐ必要がないのであれば、時間をかけて考えることもできます。
自分が納得できる選択をしたい
46歳になった今、再婚も仕事での独立も、できるだけ早く実現したいという気持ちがあります。
年齢を重ねるほど、時間には限りがあると感じるようになりました。
過去の経験から、早く結果を出すことだけを考えて決断するのではなく、自分が気になっていることにも目を向けたいと思っています。
どれだけ考えて決めても、将来どうなるかは分かりません。
自分が納得できる選択を重ねていきたいと思っています。
参考文献
Raymond S. Nickerson(1998)「Confirmation Bias: A Ubiquitous Phenomenon in Many Guises」『Review of General Psychology』2(2), 175–220.
自分の考えや期待に合う情報を重視しやすくなる「確証バイアス」について解説した学術論文。


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