「一人で生きたい」と思うのはなぜ?心理学から考える人間関係と自立

暗い室内から差し込む光に手を伸ばす女性|孤独と人とのつながりをイメージ メンタル・思考

人間関係に疲れて、「もう一人で生きていきたい」と思ったことはありませんか。

私自身、離婚したときにそう考えていました。

誰かに期待して傷つくくらいなら、一人で生きられるようになりたい。その思いから、自分の力で収入を得ることを目指し、このブログを始めました。

離婚から数年が経ち、今では人とのつながりについて考え方が変わってきました。

一人で生きたいと思っていたのに、なぜ再び人とのつながりを求めるようになったのでしょうか。


人とのつながりを求める心理

人間関係で傷つくと、再び同じ経験をすることが怖くなり、人との関わりを避けたくなることがあります。

心理学では、不快な感情や状況を避けようとする行動を「回避行動」と呼ぶことがあります。

一人で生きたいと思う背景には、傷つくことへの恐怖だけでなく、自分の意思で生活したい、誰かに頼らずに生きたいという気持ちもあるのかもしれません。

心理学者のエドワード・デシとリチャード・ライアンらによって発展した「自己決定理論」では、人間には3つの基本的な心理的欲求があるとされています。

心理的欲求 内容
自律性 自分の意思で行動したい
有能感 自分にはできるという感覚を持ちたい
関係性 人とつながり、受け入れられたい

離婚後の私は、自分の力で生活し、収入を得たいと考えていました。自律性や有能感を求める気持ちと重なる部分があります。

時間が経つにつれて、もう一度誰かと人生を歩みたいと思うようになりました。

自分の意思で生きたいと思うことと、人とのつながりを求めることは両立できます。


自分の気持ちを整理する3つの視点

人間関係に疲れたとき、自己決定理論の3つの欲求を参考に、自分の気持ちを振り返ってみるのも一つの方法です。


自律性|人に合わせすぎていないか

職場や家庭で、相手の期待に応えようとするあまり、自分の意思を後回しにしていないでしょうか。

頼まれた仕事を断れない、自分の意見を言えない。そんな状態が続くと、人付き合いが負担になることがあります。

自分の考えを伝えたり、無理な頼み事を断ったりするなど、自分の意思を尊重できる関わり方を考えてみます。


有能感|自分に自信を持てなくなっていないか

人から否定されたり、失敗が続いたりすると、自分に自信を持てなくなることがあります。

誰かに頼らず、一人で何でもできるようになりたいと思う背景には、自分の力を確かめたいという気持ちがあるのかもしれません。

そんなときは、自分ができていることや、以前より成長したことを振り返ってみます。


関係性|本当は誰かとつながりたいと思っていないか

一人で過ごすことが好きなのか、それとも人と関わって傷つくことが怖いのか。

本当は誰かと話したいと思っているなら、安心して関われる相手がいないか考えてみるのもよいと思います。

自分の気持ちを整理することで、これからの人付き合いを考えるきっかけになります。


一人で生きる力と、人とのつながりは両立できる

以前は、誰にも頼らずに生きることが強さだと思っていました。

自分の力で収入を得て、生活していきたいという気持ちは変わりません。

訪問看護の仕事では、多くの人との連携に支えられています。婚活を通して、もう一度誰かと人生を歩みたいと思うようにもなりました。

人との関わりには、不安やストレスもあります。それでも、一人では得られなかった喜びや経験があることに気づきました。

一人で生きる力を身につけることと、誰かに頼ることは矛盾しません。

これからも自分の人生を自分で選びながら、人とのつながりを大切にしていきたいと思っています。

参考文献・参考資料

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