病棟と訪問看護の年収を比較|給料・夜勤・働き方の違いを現役看護師が解説

40代看護師の働き方比較をイメージした男女の医療スタッフ(病棟と訪問看護の年収比較記事用) 看護師の働き方
病棟と訪問看護、どちらの働き方が40代にとって最適か。年収と消耗度を構造で考える。

病棟から訪問看護へ転職すると、働き方だけでなく給料の仕組みも変わります。

病棟では、基本給に夜勤手当や残業代、賞与などが加わります。

一方、訪問看護は日勤中心の事業所が多く、訪問件数やオンコール、役職などによって収入が変わることがあります。

僕はこれまで病棟と訪問看護の両方で働いてきましたが、単純に「どちらの年収が高いか」だけでは比べにくいと感じています。

この記事では、病棟と訪問看護の年収や給与の仕組み、実際の働き方の違いを整理していきます。


看護師の年収は働き方によって変わる

看護師の年収は、勤務先や地域、経験年数によって変わります。

さらに病棟では、夜勤の回数や残業、役職、賞与なども収入に大きく関わります。

同じ看護師でも、日勤だけで働く場合と、月に何度も夜勤をする場合では年収に差が出ます。

そのため、平均年収だけを見るよりも、どんな働き方でその収入を得ているのかまで見ることが大切です。

病棟と訪問看護を比較するときも、年収の数字だけではなく、夜勤やオンコール、各種手当などを含めて考えていきます。


病棟と訪問看護では給料の仕組みが違う

病棟では、基本給に夜勤手当や残業代、賞与などが加わります。

夜勤手当は病院によって異なるため、同じ回数の夜勤をしていても収入に差が出ることがあります。

訪問看護は日勤中心の事業所が多く、基本給に訪問手当や賞与などが加わる場合があります。

24時間対応を行っている事業所では、オンコールを担当することもあります。

病棟と訪問看護を比べるときは、単純な年収だけではなく、夜勤やオンコールを含めて、どのような働き方でその収入を得るのかまで確認することが大切です。

病棟と訪問看護では、収入だけでなく働き方そのものが違います。

比較 病棟 訪問看護
勤務 交代勤務が多い 日勤中心が多い
夜勤 あり 基本なし
収入を増やす方法 夜勤・残業など 訪問件数・オンコール・役職など
働く場所 病院内 利用者宅
看護 チームで対応 一人で訪問することが多い
主な負担 夜勤・立ち仕事・急変対応 移動・運転・単独判断・オンコール
生活リズム 夜勤によって変わりやすい 比較的整えやすい

夜勤の回数で収入だけでなく働き方も変わる

病棟勤務では、夜勤の回数によって収入だけでなく、日勤に出る回数も変わります。

日勤中心で働けば生活リズムは整えやすい反面、出勤する日数は多くなります。

一方、夜勤を増やせば夜勤手当によって収入を増やしながら、日勤に出る回数を減らせる場合もあります。

僕も夜勤を多くしていた時期がありますが、収入が増えることに加えて、日勤に出る回数が減ることにもメリットを感じていました。

もちろん、夜勤を増やせば睡眠や体への負担は大きくなります。

また、「夜勤を多くやりたい」と希望しても、必ず希望どおりになるとは限りません。病棟の人員配置や勤務体制、師長の方針、ほかのスタッフとの夜勤回数のバランスなどによっても変わります。

そのため病棟勤務では、夜勤を何回できるのか、希望がどの程度反映されるのかも収入を考えるうえで確認しておきたいポイントです。


訪問看護へ転職すると年収は下がる?

訪問看護へ転職したからといって、必ず年収が下がるわけではありません。訪問看護は日勤中心のため、病棟のように夜勤手当で収入を増やす働き方とは少し違います。

その分、転職するときに重要になるのが基本給や賞与、各種手当です。

僕の場合、病棟勤務では夜勤をしながら年収600万円ほどでした。その後、精神科訪問看護へ転職しましたが、現在も年収は600万円ほどで、大きくは変わっていません。

もちろん、これは僕の勤務先での一例です。訪問看護の給与は事業所によって差があります。

だからこそ求人を見るときは、「訪問看護だから給料が低い」と考えるのではなく、基本給はいくらなのか、賞与やオンコールなどを含めて年収がどのくらいになるのかまで確認することが大切です。


病棟と訪問看護、働き方で考える

病棟と訪問看護を比較すると、どうしても年収に目が向きます。もちろん、生活するために収入は大切です。

僕自身も、収入を増やすために夜勤を多くしていた時期があります。

ただ、実際に両方で働いてみると、「いくら稼げるか」だけでは決められないとも感じるようになりました。

病棟でチームの中で働くほうが合う人もいます。

一人の利用者さんとじっくり関わる訪問看護が合う人もいます。

夜勤をして収入を増やしたい時期もあれば、日勤中心の生活を優先したい時期もあります。

大切なのは、自分が今の働き方に何を求めているのかを考えることだと思います。


年収だけでなく、自分に合った働き方を考える

病棟と訪問看護では、給与の仕組みも働き方も違います。

病棟では、夜勤手当によって収入を増やしやすいという特徴があります。

訪問看護では、日勤中心で働きながら、訪問件数やオンコール、役職などによって収入が変わります。

僕自身、病棟と訪問看護の両方を経験してきました。

その中で感じるのは、年収だけを比べても、自分に合った働き方は分からないということです。

収入を優先したいのか。
生活リズムを整えたいのか。
チームで働きたいのか。
一人ひとりの利用者さんとじっくり関わりたいのか。

その答えは、人によって違います。

転職するときは「どちらの年収が高いか」だけではなく、給与の内訳や勤務時間、夜勤、オンコール、仕事内容まで確認する。

そのうえで、自分が無理なく続けられる働き方を選ぶことが大切だと思います。

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