看護師が職場の人間関係で消耗しないための3つの境界線

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40代看護師が職場の人間関係で消耗しないために大切な「境界線」の考え方

職場で強く言われたあと、家に帰ってからもその言葉を思い出してしまう。

頼まれると断れず、気づけば自分ばかり仕事を抱えている。

そんな経験はないでしょうか。

私自身、職場の人間関係で何度も消耗してきました。

波風を立てたくない。
空気を悪くしたくない。
相手を怒らせたくない。

そう考えて、「大丈夫です」「すみません」と受け入れてしまうことが多かったからです。

そうやって受け入れ続けていると自分の方が疲れてしまいました。

そこで意識するようになったのが、人との「境界線」です。

この記事では、私自身が職場で意識するようになった3つの境界線について紹介します。


なぜ「言われやすい人」になってしまうのか

以前の私は、強い口調で言われても反論することがほとんどありませんでした。

本当は納得していなくても、「はい、大丈夫です」「すみません」と答えて、その場を終わらせてしまう。

もちろん、相手の言い方に問題があることもあります。

一方で、自分の返事の仕方によって「この人なら言いやすい」「頼めば引き受けてくれる」と思われてしまうこともあるのではないかと感じるようになりました。

そこで私は、相手を変えようとするより、自分の受け取り方や返し方を少しずつ変えることにしました。


境界線① 相手の感情まで引き受けない

以前の私は、上司や同僚が不機嫌だと、それだけで気になっていました。

「自分が何かしたのかな」
「何とかした方がいいのかな」

そんなことまで考えてしまいます。

相手が不機嫌だからといって、すべて自分に原因があるわけではありません。

そこで今は、「相手の機嫌と、自分の仕事は分けて考える」ことを意識しています。

もちろん、自分に改善すべきことがあれば直します。

そうでなければ、相手の感情まで背負わない。

以前は何かあると反射的に「すみません」と言っていましたが、本当に自分が謝る場面なのか、一度考えるようにもなりました。

相手の感情をすべて自分の責任にしない。

これが一つ目の境界線です。

相手の機嫌が気になってしまい、必要以上に自分の責任だと感じてしまう方は、こちらの記事でも詳しく書いています。
▶︎ 他人の機嫌に振り回される原因と対処法|不機嫌な人に疲れない5つの習慣


境界線② 頼まれたことを全部引き受けない

職場では、「この仕事お願いできる?」「勤務を代わってもらえない?」と頼まれることがあります。

以前の私は、余裕がなくてもその場で「大丈夫です」と答えることがありました。

断って空気が悪くなるのが嫌だったからです。

何でも引き受けていれば、当然自分の仕事は増えていきます。

そこで変えたのが、その場ですぐに答えないことです。

「一度予定を確認します」
「確認してから返事します」

これだけでも違います。

一度考える時間があれば、本当に引き受けられるのかを冷静に判断できます。

断ることが苦手な人ほど、「YESかNOかをその場で答えなくてもいい」と考えるだけで少し楽になります。

全部を引き受けない。

これが二つ目の境界線です。


境界線③ 仕事の評価と自分の価値を分ける

仕事で強く指摘されると、「自分はダメなのではないか」と考えてしまうことがあります。

私自身も、言われた言葉を帰り道で何度も思い返すことがありました。

そんなときに意識しているのが、仕事への指摘と、自分自身の価値を分けることです。

例えば、「報告が遅かった」と指摘されたとします。

これは「自分はダメな人間だ」という意味ではありません。

今回の報告のタイミングに改善点があったということです。

もちろん、強い言い方をされれば傷つくこともあります。

それでも、「何を指摘されたのか」「自分に直すところはあるのか」だけを取り出して考える。

必要以上に自分自身まで否定しない。

これが三つ目の境界線です。


境界線を作っても苦しい職場はある

境界線を意識すれば、すべての人間関係が解決するわけではありません。

自分の受け取り方や返し方を変えても、

・ 強い言い方が繰り返される
・ 自分だけ扱いが違うと感じる
・ 休日まで仕事のことを考えてしまう
・ 出勤すること自体がつらくなる

そんな状態が続くこともあります。

その場合まで、「自分の境界線の作り方が悪い」と考える必要はないと思います。

人間関係は一人では作れないからです。

自分にできることをやっても状況が変わらないのであれば、距離を取ることや、働く環境そのものを変えることも選択肢になります。


我慢することだけが人間関係ではない

以前の私は、職場の人間関係を悪くしないためには、自分が我慢すればいいと思っていました。

今は少し違います。

・ 相手の感情まで背負わない
・ 頼まれたことを全部引き受けない
・ 仕事の評価と自分の価値を分ける

この3つを意識するだけでも、人との距離の取り方は変わります。

境界線は、相手を拒絶するためのものではありません。自分を守りながら、人と関わっていくためのものです。そして、人間関係の問題は自分だけに原因があるとは限りません。

相手の言い方や態度、職場の環境や仕事のやり方など、自分では変えられないこともあります。

自分にできることと、自分では変えられないことを分ける。

それも、自分を守るための境界線の一つだと思っています。

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