昔から、人間関係が得意ではありませんでした。仕事そのものは一生懸命やってきたつもりです。
人より早く動こう。
できるだけたくさん仕事をしよう。
周りに迷惑をかけないようにしよう。
そう思って働いてきました。
それでも、人間関係では何度もつまずきました。
いじめられても我慢して働いていた時期もあります。
そして限界になると、「もうここでは働けない」と思って辞める。
次の職場へ行く。
でも、しばらくするとまた人間関係で悩む。
繰り返していた「人間関係の負のループ」
いじめや理不尽な扱いまで我慢する必要はありません。そこから離れることが、自分を守るために必要な場合もあります。
でも振り返ると、つらい環境から離れるだけではなく、人と深く関わること自体を避けるようになっていました。
「また人間関係で悩むくらいなら、深く関わらないほうが楽だ」
いつの間にか、そう考えるようになっていたのだと思います。
職場の人間関係に悩んでいる方は、「人間関係で「もう無理」と感じるのはなぜ?我慢の限界に気づくサイン」も参考になると思います。
仕事を頑張れば認めてもらえると思っていた
人付き合いが得意ではない分、「仕事を頑張ればいい」と思っていました。
早く動く。
頼まれたことはやる。
結果を出せば、それで認めてもらえると思っていました。
でも、社会に出るとそれだけではありませんでした。仕事ができることも大切です。
それと同じくらい、
人に相談する。
相手の話を聞く。
困ったときに助けを求める。
周りと協力する。
感謝を伝える。
自分の考えを相手に伝える。
そうしたことも仕事の一部だったのだと思います。
当時は、それがよく分かっていませんでした。むしろ、「仕事をこれだけやっているのに、なぜ評価されないんだ」と思っていたこともあります。
世の中には、人付き合いが上手な人もいます。
上司や同僚とうまく関係を作り、組織の中で評価されていく人を何人も見てきました。
今になって思うのは、人と関係を築くことも、一つの力だったのだと思います。
人間関係が薄い働き方は楽だった
その後、正社員として働きながらアルバイトをするようになりました。
そこで知ったのが、アルバイトの気楽さでした。
決められた時間に行って、仕事をして、終わったら帰る。正社員ほど深く職場に入り込まなくてもいい。
この距離感はとても楽でした。
その後、夜勤専従という働き方も経験しました。
収入は増える。
人間関係も比較的シンプル。
仕事そのものに集中できる。
「自分には、こういう働き方が合っているのかもしれない」と思っていた時期もあります。
今振り返ると、無意識のうちに、人と深く関わらなくても生きていける方向へ進もうとしていたのかもしれません。
ブログを始めたことにも、少し似た部分があります。
一人で記事を書く。
一人でサイトを運営する。
うまくいけば、一人でも収入を作れる。
そこにも魅力的でした。
ブログもまだ成功したとは言えません。それでも記事を書き続けています。そして今、さらに大きなことに挑戦しようとしています。
訪問看護ステーションの開業です。
人間関係でつらい経験をすると、「また同じことになるくらいなら、できるだけ人と深く関わらない方が楽なのではないか」と考えたこともあります。
人との付き合い方に疲れている方は、「人間関係をリセットしたくなるのはなぜ?全部切りたくなったときに考えたいこと」も参考になると思います。
46歳になって、訪問看護で「人とのつながり」の意味を知った
現在は、訪問看護師として働いています。
そこで、それまでとは違うことを感じるようになりました。
訪問看護は、一人で利用者さんの自宅へ行く仕事です。一見すると、一人で働く仕事のように見えます。
でも実際は、まったく違いました。
利用者さんがいて、家族がいる。
主治医がいる。
病院やクリニックのスタッフがいる。
相談員さんや支援者がいる。
そして、一緒に働く訪問看護師がいる。
一人の利用者さんを支えるために、たくさんの人がつながっています。
何かあれば相談する。
情報を共有する。
自分だけでは分からなければ誰かに聞く。
逆に、自分が知っていることを誰かに伝える。
訪問看護をするようになって初めて、人と人とのつながりで仕事が成り立っていることを強く感じるようになりました。
そして今、訪問看護ステーションを立ち上げようとしています。
開業について調べれば調べるほど、さらに分かってきました。
一人ではできません。
一緒に働いてくれる看護師が必要です。
利用者さんを紹介してもらうには、病院やクリニック、相談支援事業所などとの関係も必要です。
分からないことがあれば、専門家や行政に相談することもあります。利用者さんが増えれば、スタッフ同士の信頼関係も必要になります。
これからやろうとしていることこそ、人とのつながりなしでは成立しない仕事だったのです。
それに気づいたのが46歳です。
遅いと思う人もいるでしょう。「今さらそんなことに気づいたの?」と思われるかもしれません。
訪問看護ステーションを作りたいと言っても、「そんなの無理だよ」と思う人もいるでしょう。
それでも、今からやってみようと思っています。46歳でも、気づいたところから変わっていけばいい。
人間関係から逃げ続けてほしくない
この記事で一番伝えたいのは、「嫌な人間関係でも我慢して働き続けろ」ということではありません。
いじめられている。
理不尽な扱いを受けている。
心や体が限界になっている。
そんな環境からは離れていいと思います。
逃げることによって助かったことがありました。
でも、「人間関係が苦手だから、人と関わらなくていい場所だけを選ぶ」という生き方をずっと続けることは、少し考えてみてほしいと思います。
苦手なものから離れれば、その瞬間は楽になります。でも、自分自身の苦手な部分まで消えるわけではありませんでした。
職場を変えても、人はいます。
転職しても、人はいます。
看護師を続けても、人と関わります。
ブログを一人で書いていても、読んでくれるのは人です。
そして自分で会社を作ろうとすれば、さらに多くの人とのつながりが必要になります。
結局、どこまで行っても社会は人と人とのつながりでできているのだと思います。だから46歳になった今、人とのつながりを以前より大切にしたいと思っています。
完璧に人付き合いができるようになったわけではありません。今でも苦手なことはあります。
それでも、
相談する。
話を聞く。
感謝を伝える。
困ったときには頼る。
そして、自分も誰かの力になる。
そういう小さなことからでいいのだと思います。
ずいぶん遠回りしました。
仕事を一生懸命やって、たくさん働いて、それでも人間関係で何度もつまずいてきました。
だからこそ、同じように人間関係で悩んでいる人には伝えたいです。
人間関係が苦手でもいい。
でも、人とのつながりまで諦めないでほしい。
まだ何かを成し遂げたわけではありません。
ブログも途中です。
訪問看護ステーションの開業も、これからです。
それでも今は、以前とは違う方向を向いています。
一人で何とかしようとするのではなく、人とつながりながら前へ進んでみる。
46歳からの、新しい挑戦です。


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