完璧にできないならやりたくない|0か100か思考から抜け出す方法

完璧を求めすぎず、自分らしく前向きに歩く女性 メンタル・思考
完璧じゃなくても大丈夫。100点を目指して立ち止まるより、自分のできる範囲で少しずつ前へ進んでいく。

何かを始めようとしても、完璧にできる自信がなくて行動できない。

一度始めても、思い通りにできないと嫌になってしまう。

こうした「0か100か」で考えるクセが強くなると、何かを始めることも、続けることも難しくなってしまいます。そして気づけば、何も始めていない。

でも、最初から完璧にできる必要はありません。

60点でも、30点でも、できたことには意味があります。

この記事では、0か100か思考になってしまう理由と、完璧を求めすぎずに行動するための考え方を紹介します。

完璧にできる自信がなくて最初の一歩を踏み出せない方は、「自信がないから動けない人へ|自信は行動したあとについてくる」も参考になると思います。


完璧を求めるほど、逆に動けなくなる

心理学では、物事を極端に捉えてしまう考え方を「白黒思考」や「全か無か思考」と呼びます。

例えば、

  • 成功しなければ失敗
  • 毎日続けられなければ意味がない
  • 一度ミスをしたら、自分は仕事ができない

このように、物事を「できた・できなかった」の二択で判断してしまう考え方です。

完璧を目指すこと自体は悪いことではありません。

ただ、「完璧にできなければ意味がない」と考えるようになると、行動すること自体が難しくなってしまいます。

でも、現実は0か100だけではありません。
70点の日もあれば、40点の日もあります。

今日はできなくても、明日はできるかもしれません。一度失敗しても、次は少しうまくできるかもしれない。

例えば運動でも、「今日は1時間できないからやめよう」と考えれば、運動時間は0分です。でも、20分だけでも体を動かせば、その分の運動はできています。

完璧になってから始めるのではなく、始めてから少しずつ良くしていけばいいのです。

その積み重ねが、長い目で見れば大きな違いにつながるのではないでしょうか。

0か100か思考以外にも、物事を極端に捉えてしまう考え方には、いくつかのパターンがあります。
▶︎ 認知のゆがみ10パターンとは?考えすぎてしまう「思考のクセ」に気づく方法


「6〜7割できれば十分」と考えてみる

何事も100点を目指していると、思い通りにできなかったときに疲れてしまいます。

そんなときは、「6〜7割できれば十分」と考えてみるのも一つの方法です。

もちろん、仕事の安全に関わることなど、正確さが求められる場面は別です。でも、日常生活のすべてを完璧にこなす必要はありません。

例えば、

  • ブログなら、まず記事を完成させて、後から修正する
  • 筋トレなら、疲れている日は回数を減らす
  • 家事なら、忙しい日は最低限のことだけ済ませる
  • 人間関係なら、毎回うまく話そうとしすぎない

このように、その日の状況に合わせて目標を調整してもいいと思います。

また、0か100か思考が強いと、できたことよりも、できなかったことに目が向きやすくなります。

10個のうち9個できても、残りの1個が気になってしまう。そんなときは、できたことにも目を向けてみます。

例えば、ブログの記事を完成できなかったとしても、タイトルを決めたり、資料を調べたりしていれば、それも一つの進歩です。

できなかったことだけで、その日一日を評価しない。

そう考えるだけでも、完璧を求めすぎる気持ちが少し楽になるのではないでしょうか。


0か100か思考を和らげる3つの方法

0か100かで考えるクセは、すぐに変えられるものではありません。

ただ、普段の考え方や行動を少し変えることで、完璧を求めすぎる気持ちを和らげることはできます。


① 最初から小さな目標を決める

何かを始めるときは、最初から大きな目標を立てすぎないことです。

例えば、

  • 運動するなら、まず10分だけ体を動かす
  • 家事をするなら、今日は一か所だけ掃除する
  • 独立を考えているなら、必要な準備を一つ調べる

最初からすべてを終わらせようとすると、始めること自体が負担になってしまいます。

まずは、無理なくできるところから始めてみる。

一度行動してみると、思っていたよりも簡単に進められることもあります。


② できなかったことだけで判断しない

0か100か思考が強いと、少しうまくいかなかっただけで「失敗した」と考えてしまうことがあります。

例えば、

  • 「今日は何もできなかった」→「予定の半分はできた」
  • 「一度失敗したから向いていない」→「今回はうまくいかなかった」
  • 「毎日続けられなかった」→「続けられた日もあった」

このように、同じ出来事でも、見方を変えることで受け止め方は変わります。

無理に前向きに考える必要はありません。

できなかったことだけに目を向けず、できたことも含めて振り返ってみる。

そうすることで、物事を極端に判断するクセを少しずつ和らげていけるのではないでしょうか。


③ 途中でやめても、また再開すればいい

完璧を求める人ほど、一度決めたことを続けられなかったときに、自分を責めてしまうことがあります。

例えば、毎日運動すると決めたのに、3日間できなかった。そこで「もう意味がない」と考えてしまえば、そのままやめてしまうかもしれません。

でも、3日間休んだからといって、それまでの努力がなくなるわけではありません。4日目から再開してもいいし、1週間後からでも構いません。

一度途切れたことと、すべてが無駄になることは別です。

完璧に続けることよりも、やめたところから何度でも再開できる。

そんな考え方を持つことで、物事を長く続けやすくなるのではないでしょうか。


100点じゃなくても前に進んでいる

「完璧にできないならやりたくない」と考えてしまうのは、それだけ物事に真剣に向き合っているからかもしれません。

ただ、完璧を求めるあまり、何も始められなくなってしまうのは、もったいないことです。

思い通りにできない日があっても、それまでの努力がなくなるわけではありません。

一度失敗しても、また挑戦すればいい。

途中でやめてしまっても、そこから再開すればいい。

完璧にできなかったことと、何もできなかったことは違います。

最初から100点を目指すのではなく、今の自分にできることを一つやってみる。

その小さな行動が、次の一歩につながっていくのではないでしょうか。

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