訪問看護ステーションの開業について調べていると、考えなければならないことが本当にたくさんあります。
その一つが、
「事務所をどこにするか」
という問題です。
僕自身はまだ開業前ですが、最初から立派な事務所を借りる必要はないのではないかと考えています。
開業したばかりの頃は利用者さんが何人集まるかも分かりません。
それでも人件費、車両費、通信費、システム代などの費用はかかります。
だからこそ、最初はできるだけ固定費を抑えたいと思っています。
僕の場合は、条件を満たせるのであれば、まずは自宅を事務所としてスタートし、利用者さんやスタッフが増えて経営が軌道に乗ってきたら、アパートタイプなどの事務所を借りることも考えています。
ただし、自宅ならどこでも訪問看護ステーションとして使えるわけではありません。
訪問看護ステーションには、事務室や相談できるスペース、必要な設備などの基準があります。
そのため実際に自宅を事務所にする場合には、開業する地域の指定権者などへ事前に確認する必要があります。
そして、もう一つ大切だと思っているのが事務所の場所です。
地方の訪問看護では、車で利用者さんの自宅を回ることが多くなります。
僕自身、現在訪問看護師として働いていて感じるのですが、訪問看護は移動時間が長くなると一気に大変になります。
例えば30分の訪問をするために、片道30分かかる。
そして次の利用者さんまで、また30分かかる。
これでは実際に看護をしている時間と同じくらい、車を運転していることになります。
だから、
「家賃が安いから」という理由だけで事務所を決めるのは違う
と思っています。
例えば、ある市を中心に訪問したいのに、家賃が安いからと離れた市に事務所を置けば、毎日の移動時間が増えてしまいます。
家賃は安くても、時間という別のコストが増えてしまうわけです。
そのため開業前から、
「どの市を中心にするのか」
「事務所から何分くらいまでを訪問範囲にするのか」
といった基本的な訪問エリアを決めておくことも大切だと思っています。
もちろん、実際に開業すれば計画通りにはいかないかもしれません。
少し遠い地域から依頼をいただくこともあるでしょう。
それでも、基本となるエリアを決めておけば判断しやすくなると思います。
また、利用者さんだけではなく、スタッフの通勤も考える必要があります。
訪問看護では車を使うことが多いので、駅前の一等地よりも、
駐車場がある。
車で出入りしやすい。
主要道路に出やすい。
訪問エリアへ向かいやすい。
スタッフも通勤しやすい。
こうした条件の方が僕は重要だと思っています。
開業したばかりの頃は、できるだけお金をかけたくありません。
でも、安さだけを優先して毎日の移動時間が長くなってしまっても意味がありません。
だから僕が事務所を選ぶとしたら、
「必要な条件を満たしながら、できるだけ固定費を抑える」
という考え方になると思います。
今はまだ開業準備の途中なので、実際にその通りになるかは分かりません。
それでも現役の訪問看護師として働いているからこそ、移動時間の大変さは分かります。
訪問看護ステーションの事務所選びは、家賃だけではなく、これからどの地域を中心に訪問していくのかまで考えて決める。
僕は今のところ、そう考えています。
訪問看護ステーションの事務所選びで考えたいポイント
- 訪問エリアから離れすぎていないか
- 車で主要道路へ出やすいか
- スタッフが通勤しやすいか
- 駐車場を確保できるか
- 事務所として必要なスペースや設備を確保できるか
- 個人情報を適切に管理できるか
- 家賃だけでなく駐車場代などを含めた固定費はいくらか
- 将来スタッフが増えたときにどうするか
僕は、このあたりを確認しながら事務所を決めたいと思っています。
そして実際に開業して物件を決めたときには、「なぜその場所を選んだのか」についても、このブログで書いてみたいと思っています。
訪問看護ステーションの開業を考えている方は、以下の記事も参考になると思います。
「訪問看護ステーションの開業後、毎月いくらかかる?固定費をリアルに計算してみた」
事務所の家賃だけでなく、人件費や車両費など、開業後に毎月かかる固定費について知りたい方はこちらの記事でまとめています。


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