新人看護師として働き始めたばかりで、
「辞めたい」「つらい」と
感じている方も多いのではないでしょうか。
覚えることの多さ、厳しい指導、責任の重さ。
気づけば、
「自分だけができていないのではないか」
と不安や焦りを感じてしまうこともあると思います。
実際、新人看護師の離職率は決して低くありません。
慣れない環境の中で、
心も体も限界に近づいてしまう人も少なくないのが現実です。
ですが、その苦しさは
決してあなただけのものではありません。
多くの看護師が同じ壁にぶつかり、乗り越えて、
今も現場で働き続けています。
この記事では、現役看護師の視点から
新人看護師が辞めたくなる理由と、
無理なく乗り越えるための考え方・対処法をわかりやすく解説します。
新人看護師が辞めたくなる理由TOP7
① 仕事が覚えられない
新人看護師が最初にぶつかるのが、
「覚えることの多さ」です。
看護師の仕事は
・ 処置
・ 記録
・ 患者対応
・ 報告・連絡・相談
など、一度に多くのことを求められます。
そのため、最初は
「全然覚えられない」「自分だけできていない」
と感じてしまう人も少なくありません。
ですが、これは新人であれば
誰もが通る当たり前の壁です。
実際に現場で働いている看護師も、
最初の1年は「毎日必死だった」と感じている人がほとんどです。
乗り越え方
・ その場でメモを取る
・ 1日1つ覚える意識を持つ
・ 最初から完璧を目指さない
少しずつ積み重ねることで、
必ずできることは増えていきます。
現役看護師からの一言
新人の頃は、とにかく必死で周りにも気を使う時期です。
その中で「メモを取る姿勢」はとても大切です。
実際に見返すかどうか以上に、
「どう学ぼうとしているか」は周りから見られています。
完璧にできなくて大丈夫ですが、
真面目に学ぶ姿勢や取り組み方は必ず伝わります。
② 人間関係がつらい
新人看護師が強く悩みやすいのが、
職場の人間関係です。
忙しい現場では、
・ 厳しい言い方をされる
・ 怒られてばかりと感じる
・ 相談しにくい雰囲気がある
といった状況に、心が疲れてしまうこともあります。
「自分がダメだから怒られるんだ」
と感じてしまう人も少なくありません。
ですが実際には、
現場の忙しさや余裕のなさが影響していることも多く、
必ずしもあなた自身だけが原因ではありません。
乗り越え方
・ 1人の評価だけで自分を決めつけない
・ 話しやすい先輩を1人見つける
・ 小さなことでも相談できる人を作る
職場には必ず、
あなたの味方になってくれる人がいます。
人間関係がつらいとき、すべてを「自分のせい」と思わなくて大丈夫です。
忙しい現場では、余裕がなくて言い方が強くなってしまう人もいます。
それはあなたの価値を否定しているわけではありません。
大切なのは、「合わない人」ではなく「合う人」に目を向けることです。
1人でも安心して話せる人がいるだけで、気持ちはかなり楽になります。
人間関係で消耗しやすい方は、こちらも参考になります。
👉 40代看護師が職場の人間関係で消耗しないための3つの境界線
👉 心の境界線(バウンダリー)とは?優しい人ほど壊れやすい理由と作り方
③ ミスをしてしまう恐怖
看護師の仕事は、
命に関わる責任を伴います。
そのため、
「絶対にミスをしてはいけない」
という強いプレッシャーを感じやすい仕事です。
特に新人のうちは、
・ 少しのミスでも強く落ち込む
・ 失敗が怖くて動けなくなる
・ 常に不安を抱えながら働く
といった状態になりやすくなります。
ですが、どんなに経験を積んだ看護師でも、
最初から完璧にできる人はいません。
大切なのは、ミスをゼロにすることではなく、
ミスを防ぐ行動を身につけていくことです。
乗り越え方
・ ダブルチェックを習慣にする
・ わからないことは必ず確認する
・ 一人で抱え込まず相談する
安全確認を徹底することで、
ミスのリスクは確実に減らしていくことができます。
ミスが怖いと感じるのは、それだけ真剣に仕事と向き合っている証拠です。
大切なのは「ミスをしないこと」ではなく、 ミスを防ぐ行動を習慣にすることです。
確認する、相談する、立ち止まる。
この当たり前の積み重ねが、あなたと患者さんを守ります。
④ 夜勤がつらい
新人看護師にとって、
夜勤は大きな負担になりやすいものです。
昼夜が逆転する生活は、
想像以上に体にストレスをかけます。
その結果、
・ 疲れがなかなか抜けない
・ 眠りが浅くなる
・ 体調を崩しやすくなる
といった不調が出ることも少なくありません。
「自分だけがきついのでは」と感じることもありますが、
夜勤がつらいのはとても自然なことです。
体のリズムに逆らって働いている以上、
負担を感じるのは当たり前とも言えます。
乗り越え方
・ 夜勤明けは予定を詰めすぎず、しっかり休む
・ 起きる時間を大きく崩さないよう意識する
・ 無理に頑張りすぎない
夜勤は、慣れるまでに時間がかかるものです。
焦らず、自分のペースで整えていくことが大切です。
夜勤がつらいのは、「体が弱いから」ではありません。
人間の体は本来、夜に休むようにできているからです。
だからこそ大切なのは、無理に慣れようとすることではなく、 「どう回復するか」を考えることです。
しっかり休むことも、仕事の一部だと考えてください。
⑤ 理想と現実のギャップ
看護学校で思い描いていた看護と、
実際の現場の看護には大きなギャップがあります。
理想では
「患者さんにしっかり寄り添いたい」
「丁寧な看護をしたい」
と思っていても、
現場では
・ 業務に追われる
・ 時間に余裕がない
・ 思うように動けない
と感じる場面が多くなります。
その中で、
「自分はちゃんと看護ができていない」
と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
ですが現場ではまず、
安全に業務を回すことが最優先です。
その土台があってこそ、
少しずつ理想の看護に近づいていくことができます。
乗り越え方
・ 最初から完璧な看護を目指さない
・ 今日できたことを振り返る
・ 小さな成長を認める
経験を重ねることで、
できることは確実に増えていきます。
理想と現実のギャップに苦しむのは、 それだけ「いい看護をしたい」と思っている証拠です。
最初から理想通りにできなくて当たり前です。
まずは「安全にできたこと」を積み重ねることが大切です。
その積み重ねが、あとから必ずあなたの理想の看護につながっていきます。
⑥ 体力的にきつい
看護師の仕事は、
想像以上に体力を使う仕事です。
長時間の立ち仕事や患者介助などにより、
・ 腰痛
・ 慢性的な疲労
・ 睡眠不足
を感じることも少なくありません。
特に新人のうちは、
慣れない環境や緊張も重なり、
体力的な負担を強く感じやすくなります。
「自分は体力がないのでは」と
不安になることもあるかもしれません。
しかしこれは、
仕事の負荷に体がまだ慣れていないだけです。
乗り越え方
・ しっかり体を休める習慣を作る
・ 軽い運動で体を整える
・ 睡眠時間を優先する
体調管理は、
長く働き続けるための大切な土台になります。
体力は「根性」ではなく、習慣で作られるものです。
無理を続けるよりも、しっかり休み、整えることの方が大切です。
回復できる体を作ることが、結果的に長く続ける力になります。
疲れているときは、「頑張る」より「整える」を意識してみてください。
夜勤・ストレス・疲労対策を詳しく解説はこちら
👉 看護師が運動した方がいい理由|夜勤・ストレス・疲労を防ぐ習慣
⑦ 「自分は向いていない」と思ってしまう
新人看護師の多くが、
一度は
「自分は向いていないのではないか」
と感じる瞬間があります。
思うようにできない日が続いたり、
周りと比べて落ち込んだりする中で、
自信をなくしてしまうこともあるでしょう。
ですが、看護師としての成長には
時間と経験が必要です。
最初からうまくできる人はいません。
今できないことがあるのは、
「向いていない」のではなく、
まだ経験が足りていないだけです。
乗り越え方
・ まずは1年続けることを目標にする
・ 他人と比較しすぎない
・ 自分の小さな成長に目を向ける
経験を重ねることで、
できることは確実に増えていきます。
そしてその積み重ねが、
少しずつ自信につながっていきます。
「向いていない」と感じるのは、できないことに目が向いているだけです。
本当に大切なのは、昨日より少しでも前に進めているかどうかです。
看護師は、続けることで少しずつ形になっていく仕事です。
今は自信がなくても大丈夫です。
続けた分だけ、必ず自分の力になっていきます。
現役看護師から新人看護師へ
新人の頃は、
「自分だけができていない」
と感じてしまうことがあります。
ですが実際には、
多くの看護師が同じ不安や悩みを経験しています。
今うまくできないのは、
あなたに力がないからではなく、
まだ経験が足りていないだけです。
看護師の仕事は、
経験を重ねることで少しずつ見えてくるものです。
できなかったことができるようになり、
少しずつ自信もついていきます。
焦る必要はありません。
自分のペースで、一歩ずつ進んでいくことが、
結果的にいちばん確実な成長につながります。
今の働き方に不安がある方は、こちらの記事も参考になります。
👉 40代看護師の働き方完全ガイド。夜勤・転職・副収入までを整理する“人生後半戦”の設計図
👉 40代看護師が副収入を作る方法|夜勤に頼らず月20万円を目指す現実ロードマップ
👉 看護師×SNSで年収を倍にする戦略〜訪問看護師が800万→1600万円を目指すリアルな道〜
まとめ|新人看護師がつらいのは当たり前
新人看護師が辞めたくなる理由には
・ 仕事が覚えられない
・ 人間関係の悩み
・ ミスへの不安
・ 夜勤による負担
など、さまざまなものがあります。
ですが、これらの多くは
経験を積むことで少しずつ乗り越えていける壁です。
最初からうまくできる人はいません。
だからこそ大切なのは、
一人で抱え込まないことです。
困ったときは周囲を頼りながら、
自分のペースで少しずつ前に進んでいきましょう。
その積み重ねが、
必ずあなたの力になっていきます。


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