「自分ばかり損している」と感じたときに考えたいこと|被害者意識から抜け出す方法

相手への優しさを大切にしながら、自分を守る人間関係について考える男女のイメージ 40代のメンタル・思考
優しいことと、何でも受け入れることは違います。相手を大切にしながら、自分自身を守ることも大切です。

「なんで自分ばかり損するんだろう」

そう感じたことはないでしょうか。

僕自身、あります。

僕は男性ですが、声がどちらかというと柔らかく、話し方も強いタイプではありません。

見た目も含めて、自分では「人から強く見られるタイプではない」と感じています。

そのため、

「舐められやすいのかな」

「もっと強そうな人だったら、こんな扱いをされなかったのかな」

と思ったこともあります。

実際、人間関係の中で理不尽だと感じることはあります。

でも最近は、「自分ばかり損している」という考えに入りすぎないことも大切だと思うようになりました。


「自分ばかり損している」と感じる心理

心理学では、人は自分の考えに合う情報を集めやすい傾向があるとされています。

これは「確証バイアス」と呼ばれます。

例えば、

「自分は舐められやすい」

と思っていると、誰かから雑な対応をされたときに、

「やっぱり自分は舐められている」

と感じやすくなります。

一方で、自分を尊重してくれた人や普通に接してくれた人のことは、それほど強く記憶に残らないことがあります。

もちろん、本当に失礼な対応をされたなら我慢する必要はありません。

大切なのは、

「実際に不当な扱いをされたこと」と「自分はいつも損をする人間だという解釈」を分けること

だと思います。

優しい人ほど、相手の要求を断れなかったり、「これくらい我慢すればいい」と考えてしまったりすることがあります。

でも、自分を大切にすることと相手を大切にすることは両立できます。

人間関係で自分を守る「境界線」については、こちらの記事も参考になると思います。
▶︎ 心の境界線(バウンダリー)とは?優しい人ほど壊れやすい理由と作り方


被害者意識が強くなると苦しくなる

「自分ばかり損している」

「周りが悪い」

「どうせ自分は大切にされない」

こうした考えが続くと、自分では変えられない「相手」に意識が向き続けます。

すると、自分の人生なのに、相手の態度によって気分まで左右されるようになります。

僕も、

「どうしてこんな扱いをされるんだ」

と考え続けるより、

「じゃあ自分はどうする?」

と考えた方が楽だと感じるようになりました。


優しいことと、何でも受け入れることは違う

声が優しい。

話し方が柔らかい。

穏やかな性格をしている。

それ自体は悪いことではありません。

無理に怖い人になる必要もないと思います。

ただ、優しいことと、相手の要求を何でも受け入れることは違います。

嫌なことには「それはできません」と言う。

失礼な態度を取られたら距離を置く。

必要なら自分の意見を伝える。

自分の性格を変えるのではなく、自分を守る行動を覚える。

僕はその方が大切だと思っています。


変えられるものに意識を戻す

他人が自分をどう見るかは、完全にはコントロールできません。

でも、

誰と付き合うか。

どこまで受け入れるか。

嫌なことを断るか。

その場所から離れるか。

自分がどう行動するかは選べます。

「自分ばかり損している」と感じたときほど、

「相手が悪い」で終わらせず、「自分に変えられることは何だろう」と考えてみる。

これは相手の理不尽な行動を正当化するという意味ではありません。

自分の人生の主導権を、もう一度自分に戻すためです。

僕自身、これからも「損しているな」と感じることはあると思います。

それでも、

「自分は舐められる人間だから仕方ない」

とは考えたくありません。

優しい部分はそのままでいい。

でも、必要なところでは自分の意思を伝える。

被害者意識から抜け出すというのは、我慢することではなく、自分にできる行動を選び直すこと。

僕は今、そんなふうに考えています。

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