婚活をしていると、相手に期待してしまうことがあります。
お見合いで話が盛り上がれば、
「今日は楽しかったな」
「これはプレ交際に進めるんじゃないかな」
と思います。
相手への好意が強くなれば、さらにその先まで考えてしまいます。
私自身もそうでした。
婚活を続ける中で何人もの方とお見合いをして、プレ交際も経験しました。
その中で真剣交際まで進んだ女性がいました。
そのときの私は、「この人とうまくいったらいいな」ではなく、もう**「この人と結婚するんだ」**くらいに思っていました。
でも、その真剣交際は終わりました。
今振り返ってみると、私は相手との実際の関係よりも
気持ちの方がかなり先に進んでいたのだと思います。
今回は、婚活を通して私自身が経験した「期待するほど苦しくなる理由」について、
心理学の考え方も交えながら書いてみたいと思います。
真剣交際になった当時の気持ちや、そこから学んだことについては、こちらの記事でも詳しく書いています。
→「真剣交際で学んだ『結婚が決まる』と思い込みすぎる危険性」
「この人と結婚する」と思った瞬間、期待は一気に大きくなった
真剣交際まで進んだとき、私はもうこの人と結婚するものだと思っていました。
一人目のお見合いで、その女性と出会ったわけではありません。
何人もの方とお見合いをして、プレ交際をして、うまくいかなかったことも経験して、ようやくたどり着いた真剣交際でした。
だから余計に、
「やっと出会えた」
「この人と結婚するんだ」
という気持ちが強くなっていたのだと思います。
相手から「婿に来てほしい」と言われたこともありました。
私はその場で「いいですよ」と答えました。
それくらい結婚は私にとって叶えたいことでしたし、好きな女性と結婚できるのであれば、自分の環境が変わることも嫌ではありませんでした。
相手の家に住むことになっても、自分なら環境の変化に適応できる。
お金だって無理に使わなくてもいい。
休日の過ごし方だって相手に合わせられる。
そのくらいの気持ちでいました。
今振り返れば、少し自分をなくしていた部分もあったのかもしれません。
そして、気持ちもかなり先走っていました。
まだキスをしたこともなければ、身体の関係があったわけでもありません。
それでもLINEでは、
「好きだよ」
「愛してるよ」
という言葉を伝えていました。
真剣交際になったことで、「この人は自分のことを愛してくれている」
くらいまで思っていたのだと思います。
でも、真剣交際になったことと、お互いの気持ちがまったく同じところまで進んでいることは別なんですよね。
今なら、そこは少し分けて考えられます。
婚活で「この人しかいない」と思ってしまう心理については、こちらの記事でも詳しく書いています。
→「婚活で『この人しかいない』と思い込みすぎる危険性|依存と期待の心理」
本気だったからこそ、終わったとき「また最初からか」と思った
その真剣交際は、最終的に相手のご家族からの反対もあり、終わることになりました。
交際していた期間だけを見れば、3〜4か月程度です。
でも私にとっては、単なる3〜4か月ではありませんでした。
そこにたどり着くまでに、何人もの方とのお見合いやプレ交際がありました。
そして自分の中では、「この人と結婚する」と思って進んでいました。
結婚したあとの生活まで想像していました。
だから関係が終わったときに最初に感じたのは、「また最初から婚活をするのか」ということでした。
一瞬、「もう婚活なんていいや」とも思いました。
それくらいショックでした。
ただ、そう思っていても仕方がないので、私は比較的すぐに再スタートを切りました。
この経験を振り返ると、期待が大きくなればなるほど、うまくいかなかったときの落差も大きくなるのだと思います。
心理学では、人は単純に結果だけで感情が決まるのではなく、自分が予想していたことと実際に起きたことの差によって、失望が大きくなることがあります。
婚活は、特にこの「期待と現実の差」が生まれやすい場所なのではないでしょうか。
プロフィールを見て、「この人と会いたい」と思って申し込みます。
お見合いが楽しかったら、「プレ交際に進めそうだ」と思います。
プレ交際がうまくいけば、「真剣交際に進めるかもしれない」と思います。
そして真剣交際になれば、「この人と結婚するんだ」と考える。
まだ決まっていない未来を、少しずつ自分の中で現実のように感じてしまいます。
だから、それが突然なくなったときに苦しくなる。
実際に失ったものだけではなく、自分の中で思い描いていた未来まで一緒になくなったように感じるからなのかもしれません。
期待しないのではなく、相手と気持ちの歩調を合わせる
この経験をしたからといって、私は「相手に期待しない方がいい」とは思っていません。
今でも結婚したいと思っています。
そのために婚活をしています。
好きな女性と出会えば、「この人とうまくいきたい」と思うでしょう。
それはこれからも変わらないと思います。
ただ、当時の自分に一つ伝えられるとしたら、
「自分の気持ちだけで先に進みすぎない方がいい」と言いたいです。
特にLINEでは、気持ちを伝えすぎないことも大切だったと思います。
自分が「好き」と思っている。
だから相手も同じくらい自分を好きなはず。
自分が「愛している」と思っている。
だから相手も同じところまで来ているはず。
そうとは限りません。
これはLINEの返信についても同じだと思います。
好きな人から返信が来なければ、不安になります。
電話をして繋がらなければ、
「何かあったのかな」
「嫌われたのかな」と考えることもあります。
でも、LINEの感覚なんて人それぞれです。
一日に一回で十分な人もいれば、メッセージが来たらすぐに返信したい人もいます。
知り合ったばかりでは、そんなことも分かりません。
相手のことがまだ分からないからこそ、自分の中でいろいろ想像してしまいます。
そして、自分の期待を相手の気持ちだと思い込んでしまうと
現実とのズレが生まれたときに苦しくなります。
だから今の私は、
期待しないことよりも、相手と気持ちの歩調を合わせることの方が大切なのではないか
と思っています。
自分は今、この人をどのくらい好きなのか。
そして相手は今、自分との関係をどのくらいの気持ちで考えているのか。
それを一方的に決めるのではなく、時間をかけて確かめていく。
自分の気持ちから相手への一方通行にならないようにする。
これは、過去の自分自身に一番伝えたいことです。
私自身、婚活を続ける中で一度立ち止まることを選びました。そのときの気持ちは、こちらの記事に書いています。
→「婚活で疲れたら、一度立ち止まってもいい。私が結婚相談所を休会した理由」
まとめ|期待する自分まで否定しなくていい
期待するから苦しくなる。
確かに、そういう部分はあると思います。
でも私は、期待することそのものが悪いとは思いません。
本気で結婚したいから期待する。
好きだから期待する。
この人と一緒になりたいから、未来を想像する。
それは自然なことだと思います。
ただ、自分の中で描いた未来と、相手の気持ちは同じとは限りません。
自分ではうまくいったと思ったお見合いでも、断られることがあります。
自分は相手を好きでも、相手の気持ちはまだそこまで進んでいないこともあります。
そして、それは自分だけでは決められないことです。
だからこそ、
自分の気持ちだけで先に走らず、相手と歩調を合わせながら関係をつくっていく。
今の私は、それが大切なのだと思っています。
また好きな人ができたら、私はきっと期待すると思います。
結婚したいという気持ちも変わりません。
ただ、今度は自分一人で未来を先に作ってしまうのではなく、相手と一緒に少しずつ作っていきたい。
それが、私が婚活を通して学んだことです。


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