「夜勤専従って、実際どれくらい稼げるの?」
看護師をしていると、そんな話になることがあります。
以前、収入を増やすために夜勤をかなり多く入れていた時期がありました。最も多かった年の年収は約998万円です。
ただ、これは夜勤専従なら誰でも稼げる金額というわけではありません。夜勤の回数を増やし、かなり働いた結果です。
当時は収入を増やすことを優先していましたが、40代になった今は、同じ働き方をずっと続けるのは難しいと感じています。
夜勤専従には、収入面だけでは分からないメリットと大変さがあります。
この記事では、実際に夜勤を多く経験して感じたことをもとに、夜勤専従の収入や働き方について書いていきます。
夜勤専従は収入を増やしやすい
夜勤専従の大きなメリットは、やはり収入です。夜勤は1回あたりの給与が高く、勤務回数を増やせば、その分収入も増えます。
ただし、何もしなくても高収入になるわけではありません。夜勤の回数を増やせば、当然その分だけ働く時間も増えます。
収入が増える一方で、睡眠や休息に使える時間は少なくなる。
実際に経験してみて、夜勤専従は収入と体力のバランスを考える必要がある働き方だと感じました。また、収入が増えれば税金や社会保険料などの負担も変わります。
年収だけを見るのではなく、実際にどのくらい手元に残るのかまで確認することも大切です。
税金や社会保険料の仕組みについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。▶︎ 看護師の給与明細の読み方|なぜ年収800万円でも手取りが少ないのか?
夜勤専従をして感じたメリット
① 人間関係が比較的シンプルだった
これは勤務先によって違いますが、夜勤では日勤より少ない人数で働くことが多くなります。
そのため、
・委員会
・係活動
・会議
・勉強会
などに関わる機会も少なく、人間関係は比較的シンプルでした。
もちろん、少人数だからこその責任や緊張感もあります。
それでも、大人数で働くことによる人間関係の負担が少なかったことは、夜勤専従のメリットの一つでした。
② 日中の時間を使いやすい
夜勤専従は生活リズムが特殊ですが、その分、平日の昼間に時間を作りやすいというメリットもあります。
役所や銀行などの用事を済ませたり、自分の予定を入れたりすることもできます。
勤務していた病院では、業務が落ち着いている日は休憩や仮眠を取ることもできました。ただし、夜勤の忙しさは病院によってかなり違います。
患者さんの状態や緊急入院などによっては、ほとんど休めない夜勤もあります。そのため、「夜勤なら時間に余裕がある」とは一概には言えません。
③ 短期間で収入を増やしたいときには選択肢になる
夜勤の回数を増やすことで、一定期間だけ収入を増やすという働き方もできます。
例えば、
・貯金を増やしたい
・まとまったお金が必要
・目標金額まで一定期間働きたい
といった目的がある場合です。
ただ、夜勤を増やした生活を長期間続けられるかどうかは別の問題です。
何のために夜勤をするのかを決めておくと、続ける期間についても考えやすくなります。
夜勤専従で大変だったこと
① 40代になると疲れが残りやすくなった
40代になってから特に感じるようになったのが、夜勤後の疲れです。
若い頃と比べると、「寝ても疲れが取れない」「夜勤明けの翌日まで体が重い」と感じることが増えてきました。
夜勤を増やせば収入は増えます。でも、回復するための時間も必要になります。
収入だけを見るのではなく、自分の体がその働き方についていけるかも考える必要があります。
② 夜勤を減らせば収入も下がる
夜勤で収入を増やす働き方は、とても分かりやすいです。
働く回数を増やせば収入が増える。一方で、夜勤を減らせば収入も下がります。
体調を崩したり、年齢とともに夜勤がつらくなったりしたとき、それまでと同じ収入を維持できるとは限りません。
40代になってからは、「今いくら稼げるか」だけではなく、「この働き方をあと何年続けられるだろう」と考えるようになりました。
③ 勤務先によって負担が大きく違う
同じ夜勤専従でも、勤務先によって働きやすさはかなり違います。
例えば、
・夜勤を何人で担当するのか
・休憩や仮眠を取れるのか
・夜間の入院はどのくらいあるのか
・患者さんの状態はどうか
・夜勤明けから次の勤務までどのくらい空くのか
こうした条件によって、同じ1回の夜勤でも負担は変わります。
夜勤専従の求人を見ると、どうしても1回あたりの給与に目が向きます。
ただ、長く続けることを考えるなら、給与だけでなく夜勤の中身を確認することも大切だと思います。
40代になって夜勤中心の働き方を変えた
以前は、収入を増やしたいと思ったら夜勤を増やしていました。
働けばその分収入になるので、とても分かりやすい方法です。ただ、40代になってからは考え方が少し変わりました。
夜勤で収入を増やせても、疲れて休日のほとんどを寝て過ごしてしまえば、自分の時間は少なくなります。
さらに、この先50代、60代になっても同じように夜勤を続けられるとは限りません。そこで現在は、夜勤中心ではなく訪問看護を中心とした働き方に変えています。
収入だけを比べれば、以前より下がりました。
それでも今は、収入、体力、睡眠、自分の時間。
そのすべてを含めて働き方を考えたいと思っています。
夜勤専従が向いているかは「何を優先するか」で変わる
夜勤専従が合うかどうかは、人によって違います。
収入を増やしたい時期なら、大きなメリットがあります。
一方で、生活リズムや体への負担、家族との時間を優先したい人には合わないこともあります。
だからこそ、夜勤をするなら**「何のために、いつまで続けるのか」**を考えておくことも大切です。
「○万円貯まるまで」
「○年間だけ」
と目安を決めておけば、そのタイミングで夜勤を続けるのか、減らすのかを改めて考えることができます。
収入だけではなく、今の自分が何を大切にしたいのかで働き方を選んでいいと思います。
夜勤専従は収入だけで決めなくていい
夜勤専従は、働き方によっては収入を増やしやすい仕事です。
実際に夜勤を多く経験したからこそ、そのメリットはよく分かります。
同時に、40代になってからは体力や睡眠、自分の時間についても考えるようになりました。
夜勤をするかどうかを考えるときは、
・どのくらい収入が必要なのか
・体への負担はどうか
・いつまで続けたいのか
・自分の時間をどのくらい確保したいのか
こうしたことも一緒に考えてみる。
夜勤を続けるのも、減らすのも、やめるのも選択肢の一つです。
今の自分が何を大切にしたいのか。
それに合わせて働き方を選んでいけばいいと思います。


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