「運動を始めても続かない」
「ジムに入会しても、気づいたら行かなくなる」
「最初はやる気があったのに、いつの間にか三日坊主」
こうした経験は、多くの人が一度はあると思います。
忙しかったり、疲れていたり、
気づけば運動から少しずつ遠ざかってしまう。
そんなことは、誰にでも起こります。
実はこれ、意志の強さの問題ではありません。
運動が続かないのには、
人の心理や脳の仕組みが関係しています。
この記事では
・ 運動が続かない心理
・ 三日坊主になってしまう理由
・ 運動習慣を作るための考え方
について解説します。
なぜ運動は続かないのか|心理学から解説
運動が続かない理由は、
単純に「意志が弱いから」ではありません。
そこには、人の脳や生活環境など
さまざまな要因が関係しています。
例えば、仕事で疲れていたり、
時間がなかったりすると
運動を後回しにしてしまうことがあります。
また人間の脳には
変化を嫌う性質があります。
これは「ホメオスタシス(恒常性)」と呼ばれる働きで、
体は今までの状態を保とうとする性質があります。
そのため、これまで運動をしていなかった人が
新しく運動を始めようとすると、
脳が抵抗を感じやすくなります。
その結果
・ 面倒に感じる
・ やる気が出ない
・ 後回しにしてしまう
といったことが起きやすくなります。
つまり、運動が続かないのは
特別なことではありません。
人の脳の仕組みや生活環境を考えれば、
ごく自然な反応なのです。
運動習慣は年齢に関係なく作ることができます。
40代から筋トレを始める意味については、
こちらの記事でも詳しく解説しています。
▶︎ 40代から筋トレを始める意味|人生と体が変わる5つの理由
運動が三日坊主になる心理
運動が三日坊主になってしまう理由として、
よく「目標が大きすぎるから」と言われます。
例えば
・ 毎日30分走る
・ 毎日ジムに行く
・ 毎日筋トレする
こうした目標は、最初はやる気があっても、
長く続かないことがあります。
ただ、目標が大きいこと自体は
悪いことではありません。
「体を変えたい」
「健康になりたい」
そうした強い目標があるからこそ、
運動を続けられる人もいます。
問題になるのは、
最初の行動が大きすぎることです。
人の脳は、急な変化や
大きな負担を嫌う性質があります。
そのため、いきなりハードな運動を始めると
「今日はやめておこう」
「明日からにしよう」
と感じやすくなります。
その結果、運動は少しずつ
遠ざかってしまいます。
つまり大切なのは
大きな目標を持ちながら
小さな行動から始めること
なのだと思います。
運動がメンタルに与える影響については、
こちらの記事でも詳しく紹介しています。
▶︎ 筋トレが人生を変える理由|運動が自己肯定感とメンタルを強くする科学
運動を続ける人の心理
では、運動が続く人は何が違うのでしょうか。
一般的には
「小さな習慣から始める」
と言われています。
例えば
・ スクワット10回
・ 腕立て10回
・ 5分ウォーキング
こうした小さな行動です。
しかし実際には、それだけでは説明できない人もいます。
スポーツジムの継続率は
1年続く人は約3%
とも言われています。
つまり、100人中97人は辞めてしまいます。
それでも残りの3人は続けています。
その違いは
明確な目的です。
・ 体を変えたい
・ 大会に出たい
・ 健康を守りたい
・ 人生を変えたい
こうした理由がある人は、ハードな運動でも続くことがあります。
つまり、運動を続ける方法は1つではありません。
小さな習慣から始める人もいれば、
強い目的で続ける人もいます。
大切なのは
自分に合った理由を見つけること
なのだと思います。
私が感じた「運動と人生」の関係
ここで少し、個人的な話をさせてください。
私の人生は、決して順調だったわけではありません。
離婚を経験したこともあります。
勤めていた職場が倒産したこともありました。
保険料や年金の支払いが厳しかった時期もありますし、
交通事故に遭ったこともあります。
ただ、その時は必死だったので、
気持ちが落ち込む余裕すらありませんでした。
一番つらかったのは、娘のことを考えたときです。
そのことを考え続けると、
自分がおかしくなってしまいそうだったので、
とにかく仕事やスポーツに打ち込んでいました。
振り返ってみると、
モチベーションが高いときもあれば、
もちろん低いときもありました。
それでも体を動かす習慣があったことで、
なんとか前を向けていたのだと思います。
運動をしていると、
体だけでなく気持ちも少し整います。
鏡を見たときに
「まだ頑張れる」と思える瞬間があります。
大きな成功ではなくても、
自分を整える習慣があるだけで、
人は少し前に進める。
私はそう感じています。
運動習慣を作る3つのコツ
①目的を持つ
運動を続けるためには、
目的を持つことが大切です。
人は理由がなければ、なかなか行動を続けられません。
例えば
・ 健康のため
・ 痩せたい
・ 体を変えたい
・ かっこよくなりたい
・ ストレスを発散したい
動機は人それぞれです。
どんな理由でも構いません。
大切なのは
「なぜ運動するのか」
を自分の中で持つことです。
目的があると、人は行動を続けやすくなります。
②完璧を目指さない
運動を習慣にするためには、
完璧を目指さないことも大切です。
「毎日やらなければ」と思うほど、
人は続けられなくなります。
仕事が忙しい日もありますし、
体調が悪い日もあります。
そんな日は無理をする必要はありません。
スポーツジムに行って
ストレッチをするだけでもいいと思います。
大切なのは
できる範囲で続けること
です。
すべてを完璧にこなす必要はありません。
③運動の楽しさを知る
運動は、最初から楽しいとは限りません。
むしろ最初は
「きつい」と感じる人の方が多いと思います。
しかし続けていくうちに、
少しずつ変化が出てきます。
汗をかくことでストレスが発散されたり、
体が軽く感じたりします。
運動をすると
脳内でドーパミンやエンドルフィンが分泌されるため、
気分が前向きになると言われています。
さらに体が変わってくると、
「もっと頑張りたい」という気持ちも生まれます。
そして
目標に近づくと
また次の目標ができる。
そうした積み重ねが、
運動の楽しさにつながっていくのだと思います。
忙しい仕事の中でも運動を続ける工夫については、
こちらの記事も参考になります。
▶︎ 看護師が忙しくても運動を続ける方法|1日のリアルスケジュール公開
よくある質問(FAQ)
Q 運動はどのくらいで習慣になりますか?
一般的には約2ヶ月〜3ヶ月ほどで習慣化すると言われています。
Q 運動が続かない人の特徴はありますか?
無理な目標を立てたり、目的が曖昧な場合は続きにくいと言われています。
Q 運動を習慣化する一番のコツは何ですか?
一番大切なのは「目的を持つこと」です。
健康のため、体を変えたい、ストレス解消など、
運動する理由が明確になると人は行動を続けやすくなります。
まとめ|運動習慣は人生を整える
運動が続かないのは
意志が弱いからではありません。
人の脳は、変化を嫌う仕組みになっているため、
新しい習慣は続きにくいものです。
だからこそ大切なのは
・ 運動する目的を持つこと
・ 完璧を目指さないこと
・ 運動の楽しさを知ること
だと思います。
運動は、体を変えるだけではありません。
体を動かすことで
気持ちが整い、生活のリズムも整っていきます。
そしてその積み重ねが、
少しずつ人生を前に進めてくれる。
私はそう感じています。


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